第7回緊急ワークショップ

『緊急開催!
「主体性を支える支援ツール」の
研究・開発をさらに進める
ワークショップアルファ』
と題して開催
第7回ワークショップ
(8月19日)。

第6回に引き続き「主体性を支える意思決定支援ツール」のよりよい利用方法を模索する機会として、

模擬事例を活用しての検討、
検証を行いました。
今回のテーマは、普段、あまり考えたことがない “後見人の立場ってどんな感じ?”
現在、研究開発を進める「主体性を支える支援ツール」の主役は  “成年後見人”
なので、後見人の業務や思いを丁寧に見ていかなければ、大切なところを見落とした
ツールになってしまう・・・
という問題意識から、
今回は初のロールプレイを実施、後見人の
仕事や思いをみんなで考えてみました。


参加された皆さんが、それぞれ、
後見人さん、訪問看護さん、施設のスタッフ、

そしてご本人の役に扮して会議の場面を即興の演劇で行いました。
会議のテーマは
「後見人さん、私のお小遣いを増やして!」
皆さんの日常では、わりとよく見聞きする
景色ではないでしょうか・・・。
と言いつつも、役になりきるのはなかなか難しく、悪戦苦闘しながらの演劇となりました。
それでもロールプレイを通じて
見えてきたことがあります。

それは、

 ● ご本人の立場に立ってみると、後見人や支援者のお金の説明って分かりにくい ●
 ● ご本人の本当に伝えたいことがなかなか伝わらない・・・かみ合わない ●
 ● 会議では後見人ってとてもアウェー・・・敵味方がはっきり・・・ ●
 ● 後見人も保身を考えてしまい、本来の“ご本人のために”の視点が抜けていく ●

といった、とても当たり前で大切なこと。

短い演劇でしたが、
ご本人の意思決定を考える上で、たくさんの収穫を得ることができました。
こんなロールプレイを11月11日の「大阪法人後見協議会」が主催する研修会でもぜひ実施し、

皆様と共有出来たら・・・そんな思いを抱きながら今回のワークショップを終えました。

私たちは引き続き「主体性を支える意思決定支援ツール」の研究・開発を進めて参ります。
皆様もぜひ、ご協力ください。

次回ワークショップのお知らせ


第8回ワークショップアルファ
9月27日(水曜日)午後6時30分~
会場:JR吹田駅前のさわらび診療所
ぜひご参加ください。

さわらび診療所