第7回緊急ワークショップ
『緊急開催!
「主体性を支える支援ツール」の
研究・開発をさらに進める
ワークショップアルファ』
と題して開催
第7回ワークショップ
(8月19日)。
第6回に引き続き「主体性を支える意思決定支援ツール」のよりよい利用方法を模索する機会として、
模擬事例を活用しての検討、
検証を行いました。
今回のテーマは、普段、あまり考えたことがない “後見人の立場ってどんな感じ?”
現在、研究開発を進める「主体性を支える支援ツール」の主役は “成年後見人”
なので、後見人の業務や思いを丁寧に見ていかなければ、大切なところを見落とした
ツールになってしまう・・・
という問題意識から、
今回は初のロールプレイを実施、後見人の
仕事や思いをみんなで考えてみました。
![](https://afaf.or.jp/wp-content/uploads/2023/08/workshop7_1.jpg)
参加された皆さんが、それぞれ、
後見人さん、訪問看護さん、施設のスタッフ、
そしてご本人の役に扮して会議の場面を即興の演劇で行いました。
会議のテーマは
「後見人さん、私のお小遣いを増やして!」
皆さんの日常では、わりとよく見聞きする
景色ではないでしょうか・・・。
と言いつつも、役になりきるのはなかなか難しく、悪戦苦闘しながらの演劇となりました。
それでもロールプレイを通じて
見えてきたことがあります。
それは、
● ご本人の立場に立ってみると、後見人や支援者のお金の説明って分かりにくい ●
● ご本人の本当に伝えたいことがなかなか伝わらない・・・かみ合わない ●
● 会議では後見人ってとてもアウェー・・・敵味方がはっきり・・・ ●
● 後見人も保身を考えてしまい、本来の“ご本人のために”の視点が抜けていく ●
といった、とても当たり前で大切なこと。
短い演劇でしたが、
ご本人の意思決定を考える上で、たくさんの収穫を得ることができました。
こんなロールプレイを11月11日の「大阪法人後見協議会」が主催する研修会でもぜひ実施し、
皆様と共有出来たら・・・そんな思いを抱きながら今回のワークショップを終えました。
私たちは引き続き「主体性を支える意思決定支援ツール」の研究・開発を進めて参ります。
皆様もぜひ、ご協力ください。
![](https://afaf.or.jp/wp-content/uploads/2023/08/workshop7_2.jpg)
次回ワークショップのお知らせ
第8回ワークショップアルファ
9月27日(水曜日)午後6時30分~
会場:JR吹田駅前のさわらび診療所
ぜひご参加ください。
さわらび診療所