第8回ワークショップのご報告

9月27日のご報告

第8回のアルファは、皆様にはお馴染み、
吹田市のさわらび診療所にお邪魔をして
開催いたしました。
「主体性を支える支援ツール」中間報告会の開催が
11月11日(土)決まっているため
いつもとは違う緊張感が漂う場となりました。

この支援ツール研究・開発の始まりは3年前。
ワークショップアルファのメンバーによる
「後見人が使える意思決定支援のツールを開発しよう」という
高い問題意識が後押ししてスタートしました。
多くの専門職にご協力を頂きながら、
インタビューやアンケートを行い、
アルファのメンバーもこの研究に
積極的に参加し煮詰めてきたものです。
途中、新型コロナウィルス感染症による中断も
ありましたが、約4年を掛けて取り組んできました。

これからの後見活動に求められる意思決定の視点。
日々の後見活動を振り返る物差し、そして利用者を
取り巻く支援チームに提案できるツールとして・・・
多くの方の目に触れ、活用してみようと思って
頂けるような、そんなツールに育ってほしい・・・
こうした強い想い入れがあり、
だからこそ真剣な議論に導かれました。

同じチームの支援者でも、
立場によって見方が異なります。
専門職においても、それぞれ立つ土俵は異なりますし、
達成するべきゴールも違うことが想定されます。
当然、利用者の想いも一様ではないはず。

今回のワークショップでは、
こうした実情を踏まえれば踏まえるほど
支援ツールの目指す方向性の難しさを
実感する会となりました。

次回第9回は
大阪法人後見協議会主催
「主体性を支える支援ツールの研究開発」
中間報告会とさせていただきます。
こちら